休日に久しぶりに観光客らしいひと時を
ベトナムの休日は基本は1.5日。
土曜日も半日あるので、日本のように金曜の仕事終わりから週末旅行には出かけるのは難しい。
ベトナム人は休日にはカフェやレストランでまったりしつつ、日中は映画館で過ごし、夕暮れから公園やナイトマーケットを楽しむのが定番だ。
若者はビアクラブやカラオケにも足を運ぶ。
僕も久しぶりに休日を満喫しようと考えた。
観光客らしい休日余暇を
土曜の半日業務が終わったあと、僕は早速バイクをレンタルして2区まで足を運んだ。
2区には埠頭があり、ここからドンナイ省やブンタウ省といった近郊に行くフェリーが出ている。
こちらがベトナム版フェリーだ。車は数台、バイクが数十台入る。
今回はホーチミン郊外の「カンザー」というところまで行ってみようと思う。
フェリーの運賃は驚きの20円だ。
フェリーに乗って対岸に移動したあとは、さらに小さな船にのる。
この写真の船と同等程度のモーターボートがあり、そこにバイクと人を乗せて移動する。
ホーチミン旅行者の多くはメコンツアーで小舟に乗って川を下るジャングルクルーズツアーに参加するが、移住すればわざわざお金を払う必要なく、リアルジャングルクルーズを楽しめる。
カンザーに到着して最初にお目にかかれるのが、この景色。
これは塩田だ。
アメリカのデイリーメールが発表した「世界で最も美しい夕日スポット」に、ベトナムの塩田が選出された。
カンザーは塩の一大産地で、すべての塩田は日干しで海水から塩をとる。素朴な風景が広がるカンザーは、大都会ホーチミンとは思えない田舎町だ。
そして、今回の目的地である「マングローブの森」にやってきた。
近年エコ・ツーリズムとして外国人に人気のあるマングローブ鑑賞の一大スポットだ。
ベトナム戦争時に大半のマングローブが枯れてしまったが、現在では諸外国や地元民間人の協力もあり、元の3分の2まで回復した。
マングローブは湿地帯に生育する植物で、干潮のときは土に根を張り、満潮時には水に根を張る不思議な植物の総称である。
いまだ詳しい生態系は分かっていないが、マングローブ周辺にしか生育しない植物や昆虫も多く、また、生育環境は温暖化にも関係があるといわれている。
現在世界的にマングローブの保護が叫ばれている中、カンザーのここは東南アジア随一のマングローブの森だ。
カンザーはホーチミン中心から最も海が近い町としても知られている。
海沿いには魚介を扱う屋台通りがあり、近くには新鮮なシーフードが食べられる市場もある。
カニやシャコ、エビなども安く食べられるし、貝や魚は日本では見たことがないものもたくさんある。
カンザーツアーに参加しても、ここまでは満喫できない。
せいぜいマングローブと塩田を見ておしまいだ。
日本に暮らしていたころ、土日の休日は自宅でゲームをしていたり、東京散歩にでかけるくらいだった。
少なくともこんな雄大な自然を満喫することはできなかったし、次の日の仕事のことを考えると、とてもではないが遠方に足を運ぶ気力はなかった。
そういった意味では、ベトナムでの生活は、人生という時間を有意義に使うことができていると感じる。
一緒に働くキム君も、仕事帰りにはフットサルやバドミントン、テニスなどで汗を流しているというし、タムは日本語塾、ユンさんとハウさんはスポーツジムに通っていると言っていた。
仕事以外の、いわゆるオフの時間を有意義に過ごすことができれば、きっとストレスや鬱といった心の病を抱えることもないだろうと思う。
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