いざ面接へ!

IMG20150323140104基本的に履歴書でふるいに落とすようなことはしないらしい。
求人募集している企業も、多くは急ぎで人材を探しているというよりは、いい人がいたら採用する、といったスタンスが多いようだ。

今回僕が面接を予定している企業は3社。

1社目:大手メーカー

 1社目は誰もが聞いたことのあるような大手メーカーだった。勤務地はホーチミンから90分ほど車で走ったところにある工業団地VSIPだった。

募集職種は営業兼社長のサポートだった。
待遇は以下。

給与:2000ドル
勤務時間:7時~16時
休日:日曜
特記事項:年一回の帰国のための航空券、自宅から会社までの車での送迎(運転手付き)

はじめから社長面接だったが、社長は非常に気さくな人で、ベトナムに4年住んでいるといっていた。
面接内容は僕の身の上、バックグラウンド(キャリア)、あと何年くらいベトナムにいるつもりか、などだった。

また、営業先は8割が既存顧客で、2割が新規開拓。
顧客はすべて日系企業なので、英語力は必要としないとのことだった。

しかし、僕が採用に至らなかった点が2つあった。
1つは、英語は不要といったが、それはあくまでも商談においてだった。
この会社の社内の公用語が英語だったのだ。

なので、社長と相席していたベトナム人スタッフと、英語での会話テストがはじまったとき、僕は(あー、これは落ちるな)と思った。
また、社長のサポートということで、財務諸表の読み書きが必須と言われた。

勤務地が遠い以外には待遇事態は悪くなかったが、どうやら僕は求められるスキルにマッチしていないようだった。

2社目:縫製工場

 2社目は縫製工場だった。
勤務地は1区からバイクで1時間程度の場所で、職種は工場長。

とはいっても生産管理の実務経験などは必要なく、単純にベトナム人スタッフの指導・教育・評価と商品の検品、日本本社の担当者との定期的なスカイプでのやりとりだった。

給与:1700ドル
勤務時間:8時~17時
休日:土曜午後と日曜
特記事項:日本および近隣諸国への出張あり

ここの社長は僕に対して好意的で、「ちょうど工場長が日本に帰国しちゃってさ。代わりを探していたんだよ。君さえよければ、即採用させていただきたいんだけど、どうかな?」

といってくれた。

待遇としては現地採用の標準と言える。
ただ、いかんせん遠かった。
バイクで1時間というのは、乗りなれているベトナム人にとっても長い。

しかも、工場があるのは郊外の離れで、回りはダンプカーやトラックが砂埃を巻き上げて走る赤土の道路だった。
まだ移住して4か月の僕に、この道路条件はかなりまいってしまった。

3社目:ウェブサイトの運営と営業兼所長職

縫製工場の採用を保留してもらっているうちに、最後の3社目の面接を受けた。
勤務地は1区の中心で、僕が住んでいる18Aから徒歩わずか10分だった。

所長という役職はついているものの、日本人は僕一人で、そのほか日本語のしゃべれる女性秘書、営業、経理、WEBデザイナーが一人ずついた。

社長とはスカイプを通して定期的に話しあい、基本は僕が一人で会社を切り盛りすることになる。

給与:1500ドル
勤務時間:8時~17時
休日:土曜午後と日曜
特記事項:なし

仕事内容は会社が運営しているウェブへの広告販促営業。
しかし、ウェブ以外にも不動産事業と貿易事業も行っていて、客がいれば、僕がいずれも対応しなければならない。

給与は3社の中で一番低いが、勤務地が近いというのと、上司となる日本人がここにいないのが気に入った。
また、タイにいる社長が、僕との面接のために自らベトナムに来てくれたというのも、非常に好意が沸いた。

僕は縫製工場に断りの連絡を入れたあと、こちらの会社に就職することにした。

こうして、僕の人文大学での学生生活は幕を閉じた。
そして、僕も社会人の仲間入りを再度果たした。

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