移住して半年。振り出しに戻るが……

IMG_5257ベトナムへ移住して半年が経った。

会社は今月末で退職の意を固め、タムをはじめとする従業員一同にお別れを告げた。
問題児のキム君は、僕が辞めるより一足早く退職していった。

ルームフォーレントの紛失事件後、僕はここを退去することを大家に伝えた。
大家はまったく僕を引き留めなかったところをみると、大家もなんとなく息子が犯行に及んだと思っている節があるのだろうと感じた。

荷物をダンボールとバックパックにまとめて、引っ越しの準備をする。
まだ次の仕事も決まっていないし、探してもいないが、とりあえず3か月くらいは何もしないで暮らすことができる。

僕は再び仮宿を探す必要があった。
一度様子を見にファングーラオを歩いたが、僕が住んでいたゲストハウスはインド料理レストランに変わっていて、チャムもリンもいなかった。

振り出しに戻るが……

仕事を辞め、ルームフォーレントも退去すると、僕は再び家なしとなる。
ベトナムに降り立ったばかりの半年前と比べると、目に輝きはなく、これから起こることに胸をわくわくさせることもない。

一見すると振り出しに戻ってしまったかのように思えるが、しかし、僕にはこの半年で背負った経験がある。
先日念願だったバイクを手に入れ、長きにわたったバイクタクシーの生活にも終止符を打った。

もう僕はどこでも一人で暮らしていけるし、仕事も探せる。
ベトナム人と仕事をする上で、なにを気をつけなければならないのかもわかった。
次はきっとうまくいく。

一人でなにか事業をやってもいい。
僕の懐が潤うくらいの収入なら、そう稼ぐのも難しくはないと思う。

そう思えるようになったのも、ベトナムに暮らして半年が経ち、仕事とプライベートを経てさまざまな人に出会ったおかげだ。

これからベトナムへ移住する人へ

IMG_2737僕の経験から言わせてもらうと、海外移住というのはそれほど難しいものではない。
特に日本と比べて物価安の東南アジアであれば、生活費が低いので、数十万という手もちの金でも3か月程度はゆうに暮らせる。

3か月あれば、その町や暮らしを知ることができるし、在住日本人や現地人の友人も何人かできる。
住むところを探して、生活の基盤さえ作ってしまえば、あとはなんとかなるものだ。

幸いにも日本企業は東南アジア各国に多数進出している。
仮に英語がまったくできなくとも、職は必ずあると思っていい。

大変なのは、現地に根付いたあとだ。
現地人と深く関わればそれだけ日本人とのギャップを思い知らされることになる。
僕が体験したことは序の口だ。

そこで参ってしまう人は、心が病んで帰国することになる。
それもまた経験。
自分が弱いと思うのではなく、単純にその国の環境が自分の肌に合わなかったと割り切ればいい。

僕はまだ日本に帰るつもりはない。
少なくとも、僕はまだ何も成功はしていないし、失敗もしていない。

夢だった海外移住を果たしたのだ。
まだ僕は夢の中に居続けたい。
そう心から願っている。

そのためにできることが何なのかは考えなければならないが、多分なんとかなるだろう。
不思議に楽観的になる自分がいた。
これもベトナムの環境に適応しつつあるためだろうか。

そして、新たな生活が再びはじまる。

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